(2009年8月14日、岩手日報)
北東北がん医療コンソーシアム(共同体)
がんを知る月間
岩手医科大学を中心とした北東北3県の医療機関でつくる「北東北がん医療コンソーシアム(共同体)」は、2009年10月11日までを「がんを知る月間」とし、期間中に盛岡市内で講演会や公開シンポジウムを開く。一般市民向けにがんに関する医療情報を広く提供し、理解を深めてもらう。
ジャーナリスト、鳥越俊太郎さん
北東北4大学がんプロフェッショナル養成プラン
岩手医科大学、岩手県立大学、秋田大学、弘前大学が、文部科学省の補助を受け実施する「北東北4大学がんプロフェッショナル養成プラン」の一環。2009年7月中旬の公開講座を皮切りに、ジャーナリストでがん患者でもある鳥越俊太郎さんを招いてのイベントなど、多用な啓発行事を展開している。
岩手医科大学附属病院腫瘍センター
がんに関する研究
岩手医科大学附属病院腫瘍センター長の池田健一郎・外科学講座准教授によると、がんに関する研究はこの10年で大きく進歩している。「がんの仕組みが解明され、その結果を治療にフィードバックできるようになってきたことで治療法の選択肢の幅が広がっている」
患者が納得する治療
さらに「不安になるのは知識が不足しているから。患者や医者、治療をサポートする周囲の人々の間で十分に情報を共有できれば、患者が納得する治療につながる」と指摘し、一連の取り組みの意義を強調する。
ぼうこうがん
泌尿器がん、小児がんなど患者数が比較的少なく、あまり取り上げられなかったがんにも焦点を当てる。岩手医科大学医学研究科教務委員長の人見次郎・解剖学講座教授は、ぼうこうがんを市民公開講座のテーマにするのは初めてと説明している。
問い合わせは岩手医科大学医学部教務課へ
期間中の啓発イベントは次の通り。すべて無料で聴講できる。
▽ 8月23日14~16時
いわて県民情報交流センター(アイーナ)=シンポジウム「白血病治療の進歩~多剤併用化学療法から分子標的療法へ」
▽8月29日15~16時
いわて県民情報交流センター(アイーナ)=講演会「あきらめないがん治療~自家末梢血幹細胞移植を併用した進行小児固形腫瘍の治療」
▽9月5日10~11時30分
岩手医科大学創立60周年記念館=講演会「ここまで解った!乳がんの多様性と治療の関わり」
▽9月5日14~15時30分
岩手医科大学創立60周年記念館=シンポジウム「泌尿器がん(腎がん・膀胱がん・前立腺がん)と診断されたら~がん難民を減らすために」
▽9月12日18~19時30分
アイーナ=がん専門薬剤師養成に関する講演会「みんなで取り組もう~がん対応チーム医療」
▽10月11日14~15時30分
アイーナ=講演会・シンポジウム「地域で支える緩和ケア」